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PROFILE

第3回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝。第11回世界ソムリエコンクール日本代表。日本におけるシャンパーニュの第一人者として活躍。現在、シャンパーニュ専門バーなどのシェフソムリエ。

MAKOTO ABE

第4回

四季と楽しむ

~自宅 de シャンパーニュ~

自宅で上手にシャンパーニュを楽しむコツ

ワインショップでシャンパーニュ選びに迷われる方も多いようです。
シャンパーニュに使われるブドウの品種で代表的なものは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエです。シャルドネが多いと酸味が強くなり、ピノ・ノワールが多いと果実味が強くなります。酸味がある方が好みか、果実味が豊かな方が好みか……まずそこからシャンパーニュを選んでみてください。
自分の好みに合った生産者選び、そしてヴィンテージを試す楽しみなど、気づけばシャンパーニュの魅力に浸かっていることでしょう。

シャンパーニュをおいしくいただくためには、グラス選びが大切です。ポイントは、「浅すぎない」「細すぎない」グラスを選ぶこと。浅すぎるグラスだと香りが逃げてしまいますし、細すぎるグラスだとガスの発散が早くてツンッとした香りが出てしまいます。
十分な深さと太さのあるグラスに半分ほど注ぐことで、豊かな香りが味わえます。もちろん、いただく前日くらいからシャンパーニュをしっかり冷やしておくことも忘れずに。
 
 

季節で楽しむシャンパーニュとチーズのマリアージュ

シャンパーニュとチーズをいただく際、せっかくですから四季に合わせたマリアージュを楽しんでみませんか?

まず、春。冬と夏の間の春は、寒すぎず暑すぎずとても心地のよい季節。いただくシャンパーニュもバランスのとれたものを選ぶといいでしょう。春におすすめなのは、シャルドネとピノ・ノワールが半々くらいでつくられているもの。見た目も愛らしい春色のロゼシャンパーニュもいいですね。
合わせるチーズは、春に旬をむかえる山羊乳のチーズがピッタリ。さわやかな酸味とフレッシュなミルクの香りが、軽やかな季節によく合います。

夏には、キンッと冷やしたシャルドネ多めのシャープなシャンパーニュがおすすめです。その酸味に合わせて、チーズはフレッシュタイプのものや、白カビタイプの若いものを選ぶといいでしょう。サラダに混ぜて食べたり、そのまま食べたり……シャルドネの酸味とチーズの酸味が、暑い季節をキュッと引き締めてくれます。

季節が深まる秋には、熟成感のあるヴィンテージ・シャンパーニュはいかがでしょう。同じくチーズも、熟成が進んだものがおすすめ。チーズの断面に白いアミノ酸の結晶が見えているような、熟成されたハードタイプと合わせてみてください。シャンパーニュの熟成感と、チーズの凝縮された旨味が口の中に広がります。

冬はイベントも多く、シャンパーニュをいただく機会も増えるもの。とっておきの日には、ピノ・ノワールメインでボリューム感のあるシャンパーニュがおすすめです。合わせるチーズは、ぜひ濃厚なウォッシュチーズを。ずっしりとしたウォッシュチーズの風味が、ボリューム感のあるシャンパーニュによく合います。

さまざまなマリアージュが楽しめるシャンパーニュとチーズ。お気に入りのグラスを傾けながら、うつりゆく季節までをも味わってみてくださいね。