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PROFILE

第3回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝。第11回世界ソムリエコンクール日本代表。日本におけるシャンパーニュの第一人者として活躍。現在、シャンパーニュ専門バーなどのシェフソムリエ。

MAKOTO ABE

第1回

極めたい! めくるめくシャンパーニュの世界

ソムリエ、そしてシャンパーニュの第一人者として

現在私は、(一社)日本ソムリエ協会の常務理事、日本ワインコンクールの審査員なども務めています。しかしもともとは、料理人になるべく飲食の世界に飛び込みました。
料理人を務めていた際、店のワインの在庫管理をしていたことがきっかけでワインに興味を持つようになりました。サービスの仕事に携わるうちにどんどんワインが面白くなっていき、ソムリエの資格を取るに至ったわけです。
その後、2004年に行われた世界ソムリエコンクールから帰国し、独立後すぐに開いたお店が「サロン・ド・シャンパーニュ ヴィオニス」です。

「ヴィオニス」は、シャンパーニュの専門店。日本では乾杯時に飲む機会が多いシャンパーニュですが、フランス現地ではさまざまなシーンで楽しまれています。シャンパーニュ地方以外──たとえばボルドーでも、まず始めにシャンパーニュが出てきたりするほど、スパークリングワインの中でも一目置かれている存在ともいえます。
「ヴィオニス」では常時360ほどのアイテムを揃えて、食前・食中・食後などさまざまなシーンでシャンパーニュの楽しみ方を提案しています。
現地から生産者が訪れた際、「日本にもこういう店があるんだ」と喜んでもらえたら嬉しいですね。

また、2016年4月にオープンした「銀座 奏」では、和食とシャンパーニュのコラボレーションを展開しています。和食とシャンパーニュといえば……そう、世界遺産ですね! 世界遺産同士が融合して奏でるハーモニーを楽しんでいただきたいという想いで、「奏」と名づけました。上質なサービスとともに、和洋が奏でる特別なひとときをお過ごしいただけます。

“一流のカジュアル”と、国内ワインの展望

ワインを気軽に安く飲める店は多くありますが、やはり安くてもサービスや品質は一流でありたい。そんな想いからオープンしたのが「東京ぶどう酒店」です。リーズナブルなワインでも、しっかり温度管理をし、いいグラスを使い、おいしい料理とともに味わっていただく……それこそが“一流のカジュアル”であると考えています。

「東京ぶどう酒店」では、フランスを中心に選別した100種類のワインと、20種類の日本ワインを取り揃えています。
日本ワインといえば、長野県に「長野県原産地呼称管理制度」があることをご存じでしょうか。
これは、香り・味・色はもちろん、ブドウの栽培方法やワインの生産方法など厳しい条件をクリアしたワインのみに認定されるもの。2002年にスタートしたこの制度の審査で、私は官能審査委員を務めています。
始まった当初は通過するワインが2割ほどだったのですが、ここ2~3年は通過率が6~7割に増えてきています。これは、生産者のみなさんが切磋琢磨し、日本ワインの品質がとてもよくなってきている証。
最近は、海外でワインづくりを勉強してきた方が、帰国して小さいワイナリーを設立することも多くなってます。土地の広さなどの問題もあり日本ワインは全体的に生産量が少ないのがネックですが、将来はこういった課題をクリアして、日本ワインが世界に広がっていくお手伝いができればと思っています。

次回もお楽しみに